こんにちは。
沖縄が好きすぎてガイド本を出版してしまったわたし、シマムラアサミ(@okinawa.panchan)です。
今度の夏に沖縄旅行を予定しています。
〇 沖縄の台風シーズンが夏ってほんと?
〇 台風に当たったら予約キャンセルは無料?
〇 そもそも台風でも沖縄は楽しめるの?
悲しいことに、7~9月の夏休みシーズン=台風シーズンです。
旅程に台風がかぶる場合は、たいてい飛行機・ホテル・レンタカーなどは無料キャンセルや変更ができます。
台風直撃中の沖縄に無理矢理旅行しても全然楽しくないので、キャンセルや延期の決断も必要ですよ!
- 台風のときに沖縄旅行しても全然楽しくない
- 台風時のフライトやホテルのキャンセル料は基本無料
- フライト変更は早め早めに決断しないと悲惨な事態に……
このブログ記事では、沖縄旅行に台風が直撃したときの対処法をご紹介します。
わたしは現在9歳の長男が0歳のときから沖縄旅行をしていて、子連れ沖縄旅行は約30回、子連れフライトは100回以上を経験。
そして沖縄が好きすぎて、子連れ向けの沖縄ガイドブックも出版しちゃいました。
▷著書:「子連れで沖縄 旅のアドレス&テクニック117」@地球の歩き方
「旅程中に台風が来そうだけどキャンセルすべき?」、「飛行機が飛ぶならひとまず沖縄行っちゃっていい?」という方のヒントになるはずなので、ぜひご参考に。
もちろん、わたしも何度も台風にぶち当たってます……体験談も添えて、どうぞ。
沖縄の台風シーズンは7~9月
のっけから残念なお知らせですが、沖縄の(というか日本の)台風シーズンは7~9月。
夏真っ盛りのシーズンとドンかぶりしています。
以下の表は、沖縄に台風が接近した数を月別に記したものです。
台風の発生や接近はその年によって差があります。
接近が多かった2018年を見ると、7月に3回、8月に4回と週1ペースで台風が来るイメージです。
年によって結構バラつきがあるんですね。
にしても、やっぱり7~9月が多めか……
平均値で見ると7~9月は台風の発生&接近が多めだけど、毎年必ずそうってわけじゃないんです。
だから、「夏は台風リスクあるから違う季節に行こうかな」とまでは考えなくてよいかと。
だって、やっぱり沖縄は夏に行きたいですもん!
まあそうですよね!
ところで、沖縄旅行中に台風が接近するとどんな影響があるんですか?
それはね………(続)
台風でフライト・海遊び・観光施設に影響が
日本近海で台風が発生すると、まずフライトに影響が出てきます。
ひどい雨だけなら飛行機は意外と飛ぶのですが、雨風共に強い場合は欠航になります。また、出発はしたけれど離陸が困難になり出発空港に引き返すというケースも。
そして、海が大荒れになるので、台風が近づくとビーチが立ち入り禁止に。
台風が過ぎ去ったあとも高波の影響は残りやすいため、数日間海遊びはできないこともあります。
まあそれは仕方ないか……。
でも屋内施設とかなら遊びに行けますよね!?
沖縄の台風の威力はすさまじいので、台風が来るとなると地元の人は食料を買い込んでおうちに数日こもる準備を始めるほど。
会社もお休みになったりするので、観光施設や飲食店ももれなく臨時休園/臨時定休になります。。
台風発生時のフライトチェックポイント
台風発生時にまず気にしたいのは、飛行機の運航状況。
タイミング別にチェック&検討すべきことをまとめます。
出発前:チェックすべきは航空会社の「運航の見通し」
沖縄旅行まであと数日。台風が発生して、コースによっては直撃しそう……という場合はまず航空会社のホームページで「運航の見通し」をチェックします。
ここはまず「天気予報をこまめにチェック!」じゃないんですか?
台風時の天気予報はあまりあてになりません!
各社の天気予報を見て一喜一憂するのは時間のムダ。それよりも航空会社HPで「運航の見通し」をこまめにチェックします。天気予報はおまけ程度に見ておけばOK。
ANAやJALなどのホームページでは、台風が接近してくると「 台風によって運航に影響が見込まれる便 」について記載されます。
これには、「欠航はまだ決まっていないけど、欠航や遅延の可能性が高い便」も含まれています。
搭乗予定便が「 台風によって運航に影響が見込まれる便 」 に指定されると、無料キャンセル/変更が可能になるので、出発直前までこまめにチェックしたいところ。
台風なら旅程を変更/中止したい場合は、 往路便が「 台風によって運航に影響が見込まれる便 」 に指定されるかどうかは大きなポイント。
これに指定されないと、「台風で海とか観光が楽しめなさそうだから中止したい」と思っても、無料キャンセルができません。
無料キャンセルについてはこのあと話しますね。
出発当日:直前の欠航や出発時間変更に注意
出発日当日の朝、搭乗する便が出発予定となっていても、空港に着いたときには欠航になってた! ということもありえます。
台風のコースが変わったり、急にスピードが早まったりすると、直前に欠航判断が下るのです。
もしくは、欠航にはならなくても出発時間が大幅に遅れたりすることも。
なので、台風の影響がありそうな日は、空港に向かう途中も運航予定を随時チェックしておきましょう。
欠航になっているのに空港まで行ってしまったときの落胆ときたら……。
でもひとまず空港まで行った方がいいんじゃないですか?
「台風だとしてもどうしても行きたい!」ならわずかな希望にかけて空港に向かい、搭乗便をうまく振替して行く手もあります。
でも、キャンセルや変更を希望するなら空港に行かなくてもWEBや電話でできるので、わざわざ行く必要はありません。
ちなみに、フライトが大幅に遅延して空港で数時間待ちぼうけするのも、子連れにとっては苦行です。
家を出る前に遅延が分かれば出発時間を調整できますよね。
逆に、飛ばないと思っていたら飛んだ! というのはもっと悲惨。
キャンセル料がまるっと取られることになるので、情報収集はこまめにしましょう。
旅行中:帰路のフライトは早めに時間変更
旅行中に台風が発生して、帰りのフライトに影響が出そうな場合は、今すぐ航空会社の 「 台風によって運航に影響が見込まれる便」をチェック!
搭乗予定便がこれに指定されていたら、なるべく早めに電話やWEBで変更手手続きをしましょう!
なんでそんなに急いだ口調なんですか?
台風発生直後はまだ観光客はみんなのほほんとしてます。
でも、いざ近づいてくると「やべっ、帰りの便飛ぶかな?」となって一気にフライト変更をする人が増えます。
そうすると、飛びそうな便はすぐ満席に……。
予定日に帰れなかったら仕事とか他の予定とかに影響大。
台風が発生したら、旅行を切り上げて早めの便で帰るのも賢明な選択です。
台風理由で無料キャンセルする方法
台風などで荒天が予想される場合は、飛行機・ホテル・レンタカーは基本的に無料でキャンセルができます。
そして、飛行機が飛ばなければ沖縄旅行はそもそも始まらないので、ツアー旅行も無料キャンセルの対象に。
ここでは、台風の影響がありそうなときに無料キャンセルできる条件と、無料キャンセル方法をお話しします。
台風理由だとしても無料キャンセルが適応されないケースもまれにあります。予約している航空会社やホテルなどに早めに確認しておきましょう。
【飛行機】キャンセル or 振替便に変更
チケットをツアーではなく航空会社(またはチケット予約サイト)から直接購入している場合は、「台風によって運航に影響が見込まれる便」に指定されると、無料でキャンセルおよび変更ができます。
「変更不可」のプランで飛行機を予約している場合でも、台風理由なら無料でキャンセルや変更が可能です! やさしい!
キャンセルや変更を希望する際は、電話のほか、航空会社のWEBサイトで変更手続きをすることもできます。
台風接近時はコールセンターがとっても混雑するので、なかなかつながらないことも。
どうしてもやり方がわからない場合は電話するしかありませんが、可能であればWEBで手続きをする方がスムーズですよ。
もし、仕事などの予定が調整できるのなら、キャンセルにはせず、旅程を2~3日うしろにずらすのも手ですよ。
数日後ではなく、翌月に変更するってこともできるの?
出発予定日から30日以内の便なら変更可能です!
それ以降への変更を希望するなら、いったん無料でキャンセル(払い戻し)して、予約を取り直すことになります。
2021年10月時点調べでは、LCCを含め那覇便のある航空会社は台風などの悪天候により欠航した場合、キャンセル(払い戻し)や振替便への変更は無料です。ただ、無料キャンセルができない航空会社/プランを私の方で把握できていない場合もあるかもしれませんので、念のためご予約の航空会社HPをよくご確認ください。
【ホテル・レンタカー】予約ホテル・店舗に直接電話
出発便が欠航もしくは 「台風によって運航に影響が見込まれる便」 に指定されて出発を取りやめる場合、ホテルやレンタカーも、基本的に無料でキャンセルができます。
ホテルやレンタカーの予約は「楽天トラベル」や「一休.com」などの予約サイトで手配している方が多いですよね。
ですが、悪天候理由のキャンセル料金の扱いについては、「楽天トラベル」や「一休.com」の判断ではなく、ホテルやレンタカー会社の判断によります。
なので、直接、ホテルやレンタカー会社に電話で相談しましょう。
「楽天トラベル」のマイページでキャンセルするだけじゃダメなんですか?
台風理由のキャンセルじゃないとキャンセル無料にならないので、ちゃんとホテルやレンタカー会社に電話して事情(往路便が欠航するから旅行を中止する)を共有しておいたほうが安心です。
公式サイトで予約している場合も、もちろん電話でキャンセル相談をしましょう。
キャンセルではなく、日程変更して予約を取りたい場合も、柔軟に相談に乗ってくれるはずです。
また、ホテルやレンタカー会社によっては、まれに台風理由でも規定のキャンセル料がかかるケースもあるようです。
わたしは一度もそんな切ない対応されたことありませんが、一応頭の片隅に置いておいてくださいませ……。
【ツアー】欠航しないと無料キャンセルできない
ツアーの場合は要注意!
無料キャンセルできるのは、出発便が欠航したときに限られます。
出発数日前に 「台風によって運航に影響が見込まれる便」 に指定されていたとしても、この時点でキャンセルする場合は「自己都合」となり所定のキャンセル料金がかかります。
欠航が確定するのはたいてい当日、早くても前日です。
なので、ツアーで予約している場合は、出発当日もしくは前日に欠航が正式発表されるまで無料キャンセルできるかどうかがわかりません。
えっ! 航空会社やホテルとずいぶん対応が違うんですね……
確実に台風直撃だろう、というときでも、欠航が確定しないと無料キャンセルできないのでヤキモキしがちです。
欠航するだろうと思っていたのに、当日の直前になって通常運航が決定したら、その飛行機に乗らないと「自己都合キャンセル」になって、当日キャンセル料(ツアー代ほぼ全額)がかかるので超注意です……
もし行けても台風で楽しめなさそうだから中止したい……というのはもれなく自己都合になるんですね。
ANAやJALで直接チケットを取っていれば、行く行かないの判断を自分でもある程度できるのですが、ツアーは「欠航するかどうか」がすべてです。
飛行機とホテルがセットになったツアーパックで台風シーズンに予約すると、このようなリスクがあるため個人的には沖縄旅行にツアーパックは利用していません。
ツアー会社は多数あり、全社の対応を調べたわけではありません。一般的には欠航しないと無料キャンセルはできませんが、そうでないツアー会社もあるかもしれませんので、ご利用のツアー会社にご相談してみてくださいね。
台風で帰れなくなったときの最悪パターン3選
旅行中に台風が発生して予定どおりに帰れなくなる、というのは台風シーズンの旅行者あるある。
わたしも何度も台風に遭遇したのですが、その体験をもとに台風で帰れなくなるときの最悪パターンをご紹介しましょう。
どうか、こんな悲劇が怒らぬよう、早め早めの情報収集と対策をしてくださいね!
1.延泊分のホテル予約が取れない
復路便が欠航したら、1日~数日間、沖縄に延泊することになります。
その場合、帰れなかった旅行者はもれなく泊まる場所が必要に。
なので、空港に近い那覇エリアの割安なビジネスホテルはあっという間に満室になります。
別に那覇に泊まる必要なくないですか?
フライトの空き待ちや臨時便待ちをしている場合は、「乗れる!」ってなったときにすぐ空港に行けるように那覇に滞在したいという人が多くいます。
あと、想定外の延泊は旅行の予算外。
なるべく安く収めたいと思うと、那覇エリアのビジネスホテルがベターな選択になるので満室になりがちです。
でも那覇エリアのホテルが取れないなら、そのとき滞在している別エリアのホテルに泊まればいいんですよね?
飛行機が欠航すれば、沖縄に来る予定の人も来れない状態なので、早めに申し出れば基本的に滞在ホテルに延泊することはできるでしょう。
が、それがリゾートホテルだと宿泊料がかさむのがネック。
台風理由の延泊は宿泊料が割引になる場合もありますが、それでも追加のホテル代は家計に大打撃です。
台風で延泊する可能性が出てきたら、まず滞在ホテルに延泊や料金の相談をしつつ、那覇エリアのビジネスホテルもチェックしましょう。
もし延泊が決定したら、早めに今日の寝床を確保しよう
2.フライト変更手続きで空港で長時間待機
台風接近時はコールセンターが超混雑するので、一向につながらないことも。
とはいえ、WEBだとどの便なら飛びそうかわからない、振替便の最新情報がわからない、という人もいます。
となると、残す手段はひとつ。
空港に直接行く、です。
この場合、空港は変更手続きをしたい人でごった返していて、カウンターには長蛇の列が……。
その列にパパが何時間も並び、ママと子どもはホテルで待機、というパパの試練が待ち受けています。。
また、少しでも早く帰りたい場合は、空席待ちをして空港待機する、という手もあります。
この場合は急な空席を待って、または急な臨時便の決定を待って、ひたすら空港待機することに。
わたし、これやったことあります。
レジャーシートを敷いて、友達とひたすらおしゃべりしながら半日以上待機してなんとか臨時便に乗り込みました……つらかった。。
空港カウンターやコールセンターがごった返す前に、早めに決断して変更手続きを済ませよう
3.台風が過ぎたあとも数日出発できない
ようやく台風が過ぎて飛行機も飛び始めた……さあ、これで帰れるぞ!
そう思いきや、数日帰れないこともよくあります。
なぜなら、飛び始めた飛行機を心待ちにしていた人が超たくさんいるから。
飛び始めたからといって、すぐに自分たちが乗って帰れるわけではないのです。
なので、なるべく予定通り帰りたい人は、台風が来る前にささっと帰るべき。
台風が去ってからすぐ帰るか~と思っても、そうもいかないんですね……
台風が来る前の便に変更して、さっさと帰るのが吉
台風でも沖縄を楽しむ方法は……ない(泣)
ネット上の記事では、「台風でも沖縄を楽しむ方法」が紹介されていますが、いや、どうしたって楽しめないから……と個人的には思います。
もちろん、ただの雨なら楽しむ方法はあります。
でも台風は話が別。
台風のピーク時にレンタカーで外に出ると、看板とか大きな枝とかがバンバン飛んできてめっちゃ危険ですし、そもそもそんな状態で沖縄の人たちは外に出ないので、飲食店も観光施設もやってません。
しかも、台風が過ぎたあと数日は波が高く、海で遊ぶのも危険が高め。
なので、台風が直撃しそうだったら潔くささっと諦め、旅程を変更する or キャンセルして、また別の日程でリベンジすることを強くおすすめします。
まあ仕事の都合や幼稚園/学校の都合でなかなかそうもいかない場合もありますけどね(泣)
台風じゃなくても、沖縄は意外と雨が多いエリア。
残念ながら、荒天時は諦めも肝心なのです。
以上、 シマムラアサミ(@okinawa.panchan)でした。
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にぎゅぎゅっとまとめてあるから、子連れ沖縄旅行を計画中の人はぜひ見てみてね。