
こんにちは。
沖縄が好きすぎてガイド本を出版してしまったわたし、シマムラアサミ(@okinawa.panchan)です。

2歳の子どもと3人で沖縄旅行を検討しているのですが、旅行会社のパックツアーだと予算オーバーで……。
3人で3泊4日、15万円くらいの予算だとムリがありますかね。

そんなことありません!
予算の多くを占めるのは飛行機とホテル。予約方法のコツを抑えれば、ストレスなく、楽しい旅行にできますよ。
- 3人家族、3泊4日で予算15万円は叶う
- 旅費を抑えるためには、フライト&ホテル予約を工夫
- 意外とかかる食事代は、メリハリをつける
- 小学生になったら、ホテル選びはより情報戦に
このブログ記事では、沖縄旅行に格安で行くための方法(裏ワザなのか?)をご紹介します。
わたしは現在9歳の長男が0歳のときから沖縄旅行をしていて、子連れ沖縄旅行は約30回、子連れフライトは100回以上を経験。
そして沖縄が好きすぎて、子連れ向けの沖縄ガイドブックも出版しちゃいました。
▷著書:「子連れで沖縄 旅のアドレス&テクニック117」@地球の歩き方
「1人5万円以内で沖縄旅行をしたい」、「低予算で行きたいけど、節約旅行感あるのはちょっと……」という方のヒントになるはずなので、ぜひご参考に。

旅の予算は大きく5つ
はじめに、沖縄旅行にかかる予算を分類してみましょう。大きくは以下の5つに分かれます。
- 飛行機代
- ホテル代
- レンタカー/ガソリン代
- 食事代
- レジャー/お土産代
住んでいるエリアや旅行日程にもよりますが、旅行代金に大きなインパクトを与えるのは、やっぱり「飛行機代」と「ホテル代」。

東京在住、子どもは2歳(※)の3人家族、オンシーズン8月の平日を含む3泊4日、予算15万円、という条件の場合、予算配分イメージはこうなります、
※2歳まではANAやJALでは席なしなら無料で搭乗が可能、LCCは2歳から席確保が必要(有料)
\ 両親+2歳児の3人旅の場合 /
- 飛行機代 (6万円)
- ホテル代(4万円)
- レンタカー/ガソリン代(2万円)
- 食事代(2万円)
- レジャー/お土産代(1万円)
これはわりとまんべんなく配分した一例。
飛行機もホテルも、もっというとほかの項目もすべてピンキリなので、どうメリハリをつけるかが満足のいく旅行をプランするポイントです。
あたりまえですが、どれも妥協できないのなら、もっと予算を確保するべきです。

ちなみに、あとでお話しますが、長期滞在になるほど意外とインパクトあるのは食事代です。
とくに、沖縄初心者~中級者くらいの方は「あちこち行って色々食べたい!」欲があるので要注意。
ということで、さっそく旅行費用を上手に抑える方法を【初級・中級・上級】に分けてご紹介しましょう。
【初級編】まずは飛行機代とホテル代を抑える
旅行代節約の基本はコレ、飛行機代とホテル代です。
オンシーズンの平日発の飛行機を出発75日以上前の超早期予約する場合、ANAやJALの午前便はひとり片道2万円~。
これは75日以上前予約の一番安い料金なので、1か月前とかに差し迫って予約をすると3万円、4万円になることもあります。

飛行機を個別で予約するよりも、旅行会社のパックツアーの方が安いかなと思ったんですけど、全然そんなことなかったんですよね……

その方が安く行けることもあるけど、わたしは飛行機・ホテル・レンタカーはすべてバラバラ、個別で予約をします。
予約サイトのセールやクーポンを活用すると、個別予約の方が安いことが多いですよ!
ということで、初級編の4つのポイントをご紹介しましょう
LCCを活用する
格安旅行といえば、LCC。
以前のLCCは若者やひとり旅のツールであって、ファミリーには向いていないと思われていましたが、それは昔の話。
赤ちゃん連れでLCCを駆使する人や家族旅行に使う人はたくさんいます。

安いとは聞いていますが、実際どれくらい安いんですか?

旅行日程やセール状況にもよるけど、安いときは羽田→那覇便で片道2,500円なんていうことも!

に、2,500円!?
子どもの分の席を取っても、片道7,500円っていうことですよね。やばい……。
LCCは荷物の預け入れや座席指定がオプション扱いになっているので、2,500円+αにはなりがちですが、それでもこの価格は魅力的。
出発日程(平日発ができる)や時間帯(早朝発や夜発ができる)に融通がきく場合は、LCCのセールを活用するとこのように破格で沖縄に飛ぶことができます。

ただし、子連れLCCには注意も必要。
こちらの記事一覧に、LCCの注意点や格安予約方法について詳しく書いた記事があるので、あわせてチェックしてみてくださいね。
>>> 飛行機関連の記事一覧はこちらから
飛行機を75日以上前に予約する
LCCが安いとはいえ、「サービス面や快適性でちょっと不安」という人は、ANAやJALの早期予約がおすすめ。
一番割引率が高いのは75日前予約。そこから、55日、45日、28日前予約という区切りで、少しずつ割引率は下がっていきます。
つまり、早く予約をするほど、安く行けるということ。
たとえば、夏休みシーズンの平日午後発の便なら、75日前予約で9,000円台であります。

まって、早期予約とはいえ、ANAやJALでも夏休みで1万円切るんですか!?

ポイントは午後(夕方以降)発だというところ。
羽田→那覇便の場合、1日のなかで一番料金が高いのは8時~9時台の便。みんなAM早めに出発して、お昼を沖縄で食べたいですからね。
この時間を避けると、かなり安く行ける可能性が高まります!
また、早期予約はキャンセル/変更不可と書いてあることが多いのでためらう方が多いのですが、55日前までなら取消/払い戻し手数料440円だけでキャンセルが可能です。
予定が確定するまで待っているとどんどんフライト代は上がっていくし、オンシーズンは満席になるのも早いです。
ある程度旅程にめぼしをつけたら、早めに早期予約(ANAならスーパーバリュー、JALなら先得)で予約をしちゃいましょう。
各航空会社のフライトを一気に検索するなら「エアトリ 」で比較するのがおすすめ!
シーズンオフの平日に行く
フライト代が一番高いのは、オンシーズン(夏休みやGW)の週末前後。行きは木金あたりが高く、帰りは日曜日夕方発の便が断然高額です。
その逆で、シーズンオフの平日に行くとフライト代はもちろんですが、ホテル代をぐっと抑えられてインパクト大。
オンシーズンのリゾートホテルは平日泊でも高くて、1泊ひとり3~5万円とかはざら。
それが、オフシーズン(10月~3月くらい)になると、1泊ひとり4万円だった高級リゾートホテルが1泊ひとり1万円台なんていうことも。
オフシーズンこそ、高級リゾートホテルをお得にゆったり楽しむチャンスです!

沖縄ってオンシーズン(夏休み)に行くものと思っている人が多いんですよね。
沖縄はほかの季節も楽しみ方があるので、ちょっとずらして春や秋、それか夏休みが始まる直前の7月頭とかに行くのもおすすめですよ!

たしかに夏休みでしか考えてなかったですね。
子どもが小学生になる前だったら平日も休みやすいし、我が家は海に入るのはマストじゃないので、アリかもしれません。
ホテル予約サイトをハシゴして格安を探す
ホテル予約でメジャーなサイトは、「楽天トラベル」や「じゃらん」、「一休.com」あたりでしょうか?
どれもキャンペーンやイベントでクーポンが出ていることも多く、お得に予約できる可能性は十分あります。
でも、お目当てのホテルをより格安で予約したいのなら、これらの予約サイトもお見逃しなく。
- agoda(アゴダ)
- booking.com(ブッキングドットコム)
- expedia(エクスペディア)
上記の予約サイトはタイムセールやクーポンの配布頻度がとても高く、タイミングによってはかなり格安で予約することができます。

サイトやアプリを見ていると、急に時間限定のクーポンがポンと表示されたりするので、運が良ければ好条件クーポンで安く予約できます。

料金内訳に「サービス料」ってあったのですが、なに?

楽天トラベルなどと違って、予約手数料やサービス料、手配料などの名目で別途数%かかるので、ホテル一覧ページの表示料金だけでなく、それらを含んだ最終料金をチェックしよう。
ページが見やすい楽天トラベルでざっとお目当てホテルを探してから、各サイトで料金比較をするのがおすすめです!
\ ひとまず楽天トラベルをチェック /
【中級編】チリツモの食事代節約方法
ここからは中級編。
ホテルやフライトほどではないけれど、長期滞在するほど旅行予算を圧迫してくるのは「食事代」です。

旅行中は外食が多いとはいえ、そこまで食事代ってかかってないと思うんですけど? 子どももまだ小さいですし…

いやいや、そんなことないんよ。
沖縄そばで毎食すませるならともかく、沖縄料理店とかホテルのレストランとかも行くでしょう?
ディナーを仮に大人ひとり2,000円だとすると、3泊で約1.2万円。ランチがひとり1,000円だとすると、3泊で4回あって約8,000円。
計約2万円。
さらに、おやつを買ったり、カフェに行ったり、朝食付きじゃないときは朝食をコンビニで買ったりもすることに。
3泊ならまだしも、5泊くらいになるとかなり重たくのしかかってきます。

言われてみると確かに……。
沖縄料理店やホテルでの食事だとひとり3,000円以上することもあるから、もっといくのカモ。
乳幼児連れなら大人ふたり分で済みますが、子どもが小学生くらいになるとさらに旅行中の食費はアップ。毎食外食をしていると、意外と食事代はふくらみます。
ということで、解決策はこちら。
キッチン付きのホテルで自炊する
そもそも、全食外食する、という選択肢がコスト高です。
一般的なリゾートホテルだとそうせざるをえませんが、キッチン付きのコンドミニアムや貸別荘のようなホテルをチョイスすれば、外食とあわせて自炊も可能に。

さすがに沖縄旅行中に自炊はちょっとイヤかな……

いやいや、沖縄のスーパーの食品売り場見たことある?
鮮やかな魚とかできたてのゆし豆腐とか、お土産で買うと高いジーマーミー豆腐とか、沖縄ならではの野菜とか、気になる食材がたくさん!
子どもと料理をしながら沖縄を感じるのもアリですよ。
キッチン付きの宿泊施設にはフライパンなどの調理器具や基本的な調味料がそろっていることが多いので、食材さえ用意すればささっと自炊をすることができます。
「全食外食だから、いつも旅行の後半は胃が重たい……」というあなた。自炊は体にもお財布にもやさしいですよ。
食事にメリハリをつける
人によっては「毎食あちこちの有名店や人気店をめぐって、沖縄グルメをフル満喫したい!」という人もいるかもしれません。でも、それだと食費は爆発。
・ランチで行きたいところがあちこちあるなら、ディナーは沖縄そばやタコスでライトに済ます。
・ディナーでがっつり食べたら、翌朝の朝食はホテルのビュッフェを付けずにコンビニでおにぎりやスープを調達。
メリハリをつけることで、食費が抑えられるのはもちろんですが、量のコントロールもできて体が軽くなりますよ。

旅行中はいつもめいっぱいグルメ巡りしていたけど、子どもがお店でじっとしてられないし、ディナーはライトなものをテイクアウトしてホテルのお部屋で食べたりする方が気軽でいいカモ。
その分、ランチは行きたいところにきっちり行く!

外食しなきゃ沖縄グルメが楽しめない、なんてことはありません。
コンビニのおにぎりにも沖縄色を感じられるので、上手にメリハリつけてみてくださいね
【上級編】小学生になったらホテル選びがキモ
ここからは小学生連れのファミリー向けの節約ワザです。

小学生の宿泊代金は大人の50~100%というホテルが多く、小学生の子どもがふたりいる4人家族だとホテル代がかなり予算を圧迫します。
(今年から我が家もこれ…泣)
なので、小学生連れはホテル選びがキモ!
たとえば、子連れに人気のホテル、恩納村にある「ルネッサンスリゾート」に夏休みがスタートしたばかりの7月の平日泊で検索してみました(@ 楽天トラベル )。
子どもは、低学年と高学年の4人家族想定です。

見て! 寝具と食事が必要な子どもは大人料金の80%。家族4人で1泊約13万円という衝撃の検索結果に……。
これ、平日ですよ?
しかも一泊。
3泊4日のホテル代だけで40万円ちかくいっちゃうよ……(悲)
でも「ルネッサンスリゾート」は未就学児なら添い寝無料。つまり、子どもふたりとも幼稚園児/保育園児なら大人料金のみで済むんです。

小学生の壁、感じます。
今まで気軽に泊まっていたホテルも予算オーバーになる可能性が高いので、ホテル選びにはひと工夫が必要に。

うちはまだ幼児だけど、今後のために勉強しておきます!
全泊、那覇市内のNEWなビジネスホテルに泊まる
子どもも大人と同等の料金がかかるのであれば、そもそも大人料金が安いところに泊まるというのがひとつの手。
おすすめは那覇市内の比較的新しいビジネスホテルです。

那覇のおニューなビジホは格安なのにキレイだし、朝食も充実。
子ども用の貸し出し品を用意していたり、屋上にプールがあったりするホテルもあります♪
施設やお部屋はキレイで充実しつつも、ベースはビジネスホテルなので料金は安め。
たとえば、わたしも大好きな「ホテルアクアチッタナハ」は子ども料金は大人と同額なのですが、さっきの 「ルネッサンスリゾート」 と同じ日程で検索するとこうなります。

家族4人一泊で約2.5万円。
「ルネッサンスリゾート」が約13万円だったのに比べると、約10万円も安く泊まれることになります。
さらに、春休み中である3月末の平日で検索してみると……?

さらにお安くなって約1.8万円に。

1泊約10万円の差を出しても、人気リゾートホテルに泊まりたいかどうかを考える価値はありそうでしょう?
ちなみに、 「ルネッサンスリゾート」 を3月30日泊で調べてみると、約半額の6万円台が最低ラインでした。

ホテルチョイス、悩ましい……。
半分は憧れのリゾートホテル、半分は安めのビジネスホテル、とかで組み合わせてもよさそうですね。
小学生以上でも添い寝無料のホテルに泊まる
また、なかには小学生でも添い寝無料というファミリーフレンドリーなホテルもあります。
上記ホテルは12歳まで、もしくは18歳までの子どもは大人1人につき1人無料で添い寝できます。
もちろん、添い寝扱いの子ども用のベッドはありませんが、小学生低学年とかなら個人的にはイケるので、宿泊費の抑制にはありがたいサービスです。

大人ふたり+小学校低学年+乳幼児、の4人家族ならベッド2台でもなんとかなりますが、それ以上成長すると上の子どもはベッドを用意するのがおすすめ。
添い寝のときはベッドふたつをくっつける「ハリウッドツイン仕様にしてください」と事前にホテルにお願い or 相談しておくといいですよ◎
ホテルは寝るだけ、と割り切って格安宿に泊まる
沖縄にも超格安の安宿はあります。
今までと同じ7月末の平日泊日程(子どもは小学生ふたり)で検索してみると、最安値としては4,000円のゲストハウスがヒット。
さすがにゲストハウスのドミトリーはちょっと…という方が多いと思いますが、7,000円台なら一般的なホテルのプランもヒットします。

那覇市内で探してみると、2021年7月にオープンした「Rakuten STAY 那覇泊ふ頭」が7,420円。
宿泊エリアとしてはあまりメジャーではないですが、レンタカーやゆいレールを利用すれば十分楽しめるエリアです。フェリーで離島に行く予定のご家族にとってはむしろ好立地!

オシャレで清潔だし、ぜんぜんアリです! しかも二段ベッドのお部屋、子どもが喜びそう♡
探せば格安でもいいホテルと出会えるんですね
エリア別のおすすめホテルはこちらの記事でまとめてます。
>>> 全部泊まりました!子連れ沖縄旅行のエリア別おすすめホテル&宿9選
- 予算を抑えて旅行するなら、まずフライトとホテルにメスを入れる
- 徹底的リサーチと超早期予約で、家族3人15万円も叶う
- 食事にはメリハリをつける
- 小学生になったら、ホテル代アップ阻止を全力で

ということで、工夫すれば特別ガマンをすることなく、予算15万円での沖縄旅行は叶います。
どこにお金をかけたいかはそのご家族によると思うので、妥協できるところ、できないところをメリハリつけてプランニングしてみてくださいね。
以上、 シマムラアサミ(@okinawa.panchan)でした。
※ホテルやフライトの料金は変動しますので、あくまでご参考に。
\ 旅行するならまずチェック /
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