こんにちは。
沖縄が好きすぎて本を出してしまったわたし、シマムラアサミ(@okinawa.panchan)です。
赤ちゃん連れの沖縄旅行を計画中です。ホテルや食事にお金をかけたいので、フライトは格安航空LCCを検討しています。
〇 LCCは子連れだとやっぱり不便ですか?
〇 LCCフライトを失敗しないための注意点を教えてください
LCCはデメリットを理解して上手に活用すれば、フライト代をかなり抑えられるので利用価値大です!
- 子連れがLCCを利用するメリット/デメリット
- デメリットに対しての対処法
- 快適フライトを成功させる攻略ポイント
このブログ記事では、フライト代を節約したい子連れ沖縄旅行で、格安LCC航空を活用すべき理由と攻略ポイントをご紹介します。
わたしは現在9歳の長男が0歳のときから沖縄旅行をしていて、子連れ沖縄旅行回数は約30回。子連れフライトは100回以上経験してきました。
そして沖縄が好きすぎて、子連れ向けの沖縄ガイドブックも出版しちゃいました。
「子連れでもLCCを選んで大丈夫かな」、「LCCフライトではどんなことに注意すればいいんだろう」とお悩みの方のヒントになるはずなので、ぜひご参考に。
この記事は「子連れLCCフライト」についてわたしの知っているすべてを書いたので、かなり長めです。ブックマークなどをしつつ、必要なところから読んでみてくださいね。
子連れ旅行はLCCを賢く活用!
「格安だけど不便」というイメージがあるLCC航空。
確かに、手厚いサポートがあるANAやJALに比べると、サービス面や予約条件のややこしさなどで負けている面はあります。
ただ、格安というのはやっぱり大きなメリット!
LCCのデメリットをしっかり理解したうえで、しっかり準備をしていけば、格安かつ快適なフライトも夢じゃありません。
- peach(ピーチ)
- Jetstar(ジェットスター)
- solaseed Air(ソラシドエア)
※ソラシドエアは厳密にはMCC(中堅航空会社)なのですが、LCCと間違われることが多いので、あえてLCCとの比較をするために取り上げています。
この記事では那覇便のあるLCC航空会社を話題の対象としています。
また、スカイマークはANAやJALなどの大手でもなく、LCCでもない、その間のポジションと考えているので、今回のLCC航空会社としては入れていません。
デメリットを理解して事前準備することが不可欠だし、当日もそこまで手厚いサービスを受けることができないため、子連れLCCフライトはやや「フライト中級者」向け。
それでも利用価値は大きいので、検討して損はナシ!
まずはLCCのメリット/デメリットからチェックしていきましょう。
子連れ目線のLCCメリット
LCCのメリットといえば、もちろんこちら。
1. フライト代が超格安
これに尽きます。
ANAの「ANA SUPER VALUE 75」やJALの「ウルトラ先得 75」などの早期予約割引を使うと、羽田→那覇便の最安価格は9000円前後。
一方、LCCの東京発那覇便最低価格を見てみると、
ジェットスター | ピーチ | ソラシドエア |
---|---|---|
2,500円 | 3,290円 | 6,600円 |
※セール価格、成田7:40発、ちゃっかりPlus | ※セール価格、成田13:55発、シンプルピーチ | ※セール価格、羽田18:10発、バーゲン60 |
と、2,500円という破格が出現!
格安とは聞いていたけど、2,500円なんて!!
贅沢ランチ1食分じゃないですか(驚)
2,500円はかなり安いので、予定と条件さえ合えば即買いの価格です!
3社を比較してみると、ジェットスターの2,500円の安さが確かに際立ちます。
ただ、気を付けたいのは、「成田空港発」かつ「朝7:40出発」ということ。
居住地によっては、早朝発の便だと始発電車に乗っても間に合いません。
そうなると、自家用車やタクシーで向かうか、空港近くのホテルに前泊するかになり、駐車場代や宿泊代などの余分な費用がかさみます。
この条件でどのLCCで行くか聞かれたら、わたしなら羽田空港発のソラシドエアで、最安値時間じゃないけど14:05発の便を選びます。
最安値の6,600円にプラス500円~1,000円くらいなので許容範囲。
早朝すぎると間に合わないし、夜便だとホテルに着くのが22時とかになっちゃうし、どちらも微妙ですね。
昼過ぎ発の便がちょうどいいかも!
ピーチには成田空港9:30出発便もあるので、早め出発したい方はこの便がおすすめですよ。
いつでも超格安なわけじゃない
勘違いしてはいけないのは、LCCならいつでも数千円の格安価格、ではないということ。
LCCのフライト代は変動制で、予約状況などによって価格が変動します。
直前になるほど値段が上がるというケースもあり、東京那覇便が15,000円くらいになることも。
もちろん、年末年始や連休などの繁忙期は上記ほどの最低価格が出にくいです。
直前予約で空席があるとさらに安くなる、というわけじゃないんですね。
それを狙うより、やっぱり早めに旅行計画を立てて、早めに予約するのがお得&確実ですね。
さて……LCCのメリットに番号をふってはみたものの、「1. 超格安」以外のオリジナルメリットが思いつきません(笑)。
子連れ目線のLCCデメリット
続いてデメリットをチェック。こちらはめっちゃあります。
1.機内が狭い
LCCの座席はたいてい3列×3列。
ANAやJALの那覇便だと3×4×3の配列もよくあるので、それに慣れている人は3×3なだけで窮屈さを感じそう。
そして、座席、前の座席とのスペース、通路のすべてが狭いです。
すぐ目の前に前の座席シートがあるので、圧迫感がすごい。特に新幹線のシートに慣れている方は、より窮屈さを感じると思います。
実際に大人が座ってみると、前の座席とひざの間にこぶし1~2個入るかどうか。
抱っこしている子どもが少し動いたら、前の座席にすぐ当たる距離感です。
通路側にほかの乗客が座っている状態で窓側に行くのは無理で、一度席を立ってもらわないと通れません……。
ガタイのいいパパはひざが前方座席に当たりそうなので要注意です。
2.格安プランは予約変更やキャンセルができない
LCCらしい超格安料金で予約すると、たいてい一番シンプルなプランになるため、予約のキャンセルや変更ができません。
つまり、フライト代=全額キャンセル代で、一部返金さえされないということ。
予約変更をしたい場合も、一度今の予約をキャンセルして取り直すことになり、日程/時間変更=キャンセルになるので、予約/支払い確定する際は気を付けましょう。
3.厳しい!手荷物の重量制限
LCCではスーツケースなどの荷物を預ける場合、また、機内持ち込み手荷物が規定量を超えた場合、追加料金が必要になります。
ジェットスター | ピーチ | ソラシドエア | |
---|---|---|---|
機内持込み手荷物重量 | 7kg ※身の回りのもの+手荷物=合計2個まで(無料) | 7kg ※身の回りのもの+手荷物=合計2個まで (無料) | 10kg ※身の回りのものを除いた重量、1個まで (無料) |
→ オーバー時の追加料金 | 4,000円 ※「プラス7kg」オプションを購入 | オーバーすると持ち込み不可。預け入れ対応になり2,900円かかる。 | オーバーすると持ち込み不可。預け入れ対応。 |
預け入れ荷物料金 | 1,840円程度 | 1,800円 | 無料 |
※15kgまで。季節により変動。予約と同時にオプション購入の場合。当日申込は3,600円~4,500円。 | ※インターネット予約の場合。空港カウンターで申し込むと2,900円。 | ※20kgまでは無料。20kg以上は超過料金加算。 |
ソラシドエアはANAやJALと同じように預け入れ荷物が基本無料なので、重量オーバーをそこまで心配する必要ありません。
一方、ジェットスターとピーチは機内に持ち込む手荷物が7kgを超えると超過料金が発生します。
特に旅行帰りはお土産が増えて重量オーバーしがち。無駄な出費にならないように気を付けましょう。
預け入れ荷物は、予約時に申し込んでオプション購入しておけばお安めですが、当日空港で申し込むと急に割高になるので要注意!
スーツケースを発送する、という技もあるのでこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
▽関連記事
【全網羅】子連れ沖縄旅行の持ち物。パッキングのコツは3つのバッグに分類
4.ターミナルや駐機場所が遠い
移動がいちいち大変な子連れ。
空港によってはLCC専用ターミナルがメインターミナルからめっちゃ遠くて、連絡バスで10分とか、歩くと15分とかいうこともあります。
また、搭乗するときも連絡バスを使って駐機場所まで行ったり、搭乗ゲートを通過したあと一度屋外に出て歩いて機体まで向かう、ということも。
こまごました移動が多くなるので、結構ぐったりします。
逆に、歩いて機体まで向かうので飛行機を間近に見れたり、記念写真を撮ったりすることもできるので、幼児さんは喜ぶかもしれません(親はしんどい)
5. LCC会社によっては抱っこ紐禁止
ジェットスターは抱っこ紐が禁止されているので、搭乗した瞬間から、到着して機体を降りるまで、抱っこ紐を使うことができません。
これ、赤ちゃん連れにとっては致命傷です。
抱っこ紐のなかですやすや寝かせることに成功しても、搭乗した瞬間はずすよう言われ、子ども専用シートベルトを装着するよう指示されます……。
わたしも体験済みでかなり絶望しました。抱っこ紐NGになったときの詳細はをどうぞ。
▽関連記事
「ジェットスターが抱っこ紐NGで絶望した件。搭乗した瞬間、抱っこ紐から下ろすべし!?」
6.フライトの遅延/欠航が多い
LCCは少ない機体をフル活動させて料金を抑えている一面があるため、ひとつの便が遅れると、そのあとの便が玉突き事故のようにどんどん遅延します。
しかも数十分とかじゃなくて、1時間とか2時間とか遅延することもざら。
さらに、遅延ならともかく、欠航することもあります。
その日の最終便が欠航すると、フライトは翌日になってしまいます。
旅程や帰宅日程がズレて大変すぎます。
7.出発時間の選択肢が少ない
LCCはメジャーな路線だとしても1日の運行本数が数本、というのが普通。
なので、「ちょうどいい時間に出発したい」という希望は叶わないことも多いです。
那覇行きのANAやJALだと人気の時間帯は9時~11時発あたりですが、この時間帯の出発便はほとんどありません。
あったとしても、最安値ではない時間帯なので、LCCらしい超格安料金は叶いません。
仕事を午後半休にして夕方の便で出発する、というのもフライト料金を賢く抑える方法です。
それだと当日はフライトと現地での夕食くらいになっちゃうけど、翌日は朝から沖縄旅行を楽しめますね!
8.成田空港発着が多く、居住地によっては不便&割高
東京発着だと成田空港を利用するLCCが多く、ジェットスターとピーチの那覇便も成田発着です。
東京在住だとしても、居住エリアによっては自宅から成田空港まで片道2時間以上かかるというのはよくある話。
飛行機というメイン旅行の前に、謎の小旅行があります……(ツライ)
しかも、東京23区から成田空港までの電車交通費もバカになりません。
安く済ませたくてLCC使うのに、別のところで出費があるのはイタイですね。
それなら、少し割高だけど羽田空港発のソラシドエアや(LCCじゃないけど)スカイマークを利用した方が、トータルで快適&時短&お得になる可能性もあります。(トータルの旅費で考えるの大事!)
9.機内サービスが少ない
無料ドリンクサービスがないほか、ブランケットの貸出やオーディオ再生用イヤホンの貸出、子どもへの記念品プレゼントなど、ANAやJALではあたりまえのサービスがすべてありません。
また、LCCではおむつストックもないことが多いので、万が一おむつが足りなくなると冷や汗もの。
誰にも助けてもらわないでも数時間のフライトを乗り切る準備が必要です。
LCCでは「荷物を上部の荷物入れに入れるのも手伝いません」的なメッセージもありますが、子連れだからなのかそれはよく手伝ってもらえました。
目指せ快適フライト! 子連れLCCの攻略ポイント
いやあ、デメリットめっちゃありましたね、9個も!
ここからは総まとめとして、LCCで賢くお得に快適に旅をするためのポイントをご紹介します。
1.2歳児にはLCCで座席を与えるのが正解
フライト代を節約しようと思ったら、「子どものフライト代が無料で済む0歳~2歳のうちに旅をする」というのが模範解答。
ANAやJALは2歳までは無料、3歳になると大人とほぼ同額の運賃がかかります。
一方、LCCは各社ですこし違いが。
- ピーチは1歳まで無料、2歳から座席購入必須
- ジェットスターは1歳までは幼児料金(フライト区間に関係なく1,530円)、2歳から座席購入必須
- ソラシドエアは2歳までは無料、3歳から座席購入必須
ここでいう「無料」とは、同伴者の膝のうえに抱っこするから座席は使用しないなら無料で搭乗できる、という意味です。無料で席を確保してもらえるということではないので、0歳でも座席を利用したい場合は航空券の購入が必要です。
ソラシドエアは2歳までは無料ですが、大人1人が0~2歳の子ども2人を同伴する場合、幼児料金1名分の航空券購入が必要です。(まあ、大人1人の膝のうえに子ども2人を抱っこするのは現実的じゃないですしね)
つまり、2歳児は膝の上抱っこすればANA、JAL、ソラシドエアなら無料でお得! ってことですよね?
お金のことだけを考えれば、もちろんそれは正しい。
だけど、2歳児を膝の上に抱っこして2~3時間フライトするの、実際はキツすぎます。
隣席が空いていれば使わせてもらうこともできるけど、いつもそうとも限らない。それに期待して、当日空いていなかったときのショックは大きいです。
2歳児はもう結構重たいし、あれこれしようとしてじっとしてくれないし、赤ちゃんに比べてフライト中に寝てくれる可能性もやや低め。
そんな2歳児連れフライトが少しでも不安なら、2歳児には座席を与えた方が親も子も快適です。
ANAやJALで2歳児分も座席を確保すると、旅費へのインパクトがやや大きめ。
なので、2歳児連れこそLCCで子どもの座席を格安購入するのが、個人的にはベストアンサーです!
数千円プラスして子どもの座席を確保できるなら、だいぶコスパはよさそうですね!
「1円でも安く!」と考えすぎずに、親子ともに快適に旅をできる方が旅行満足度は上がります。
活発な2歳児連れ家族は、LCCで子ども分も座席を確保することが、コスパよし&快適なフライトの第一歩。
また、JALの「クラスJ」を活用するのも手です。
クラスJは普通席よりもかなりゆったりとした座席なのに、わずか片道数千円プラスするだけで利用できます。
以前は運行区間に関係なく、一律で片道プラス1,000円でしたが、今は運行区間によって値段が変動。
\ 主な路線のクラスJ料金 /
東京(羽田・成田)⇔ 那覇 : 片道3000円追加
大阪(関空・伊丹)⇔ 那覇 : 片道2000円追加
沖縄便は長時間フライトになるので、座席を広く確保できると子連れはとってもラクになりますよ。
わたしはANA派なのでマイルの関係などでANA利用が多いのですが、それが関係なければ沖縄行きは絶対にJALのクラスJを使います。
0~1歳の子どもを膝の上抱っこする予定の方に強くおすすめしたい!
2.抱っこ紐OKなLCCを選ぶ
抱っこ紐NGのLCC(那覇便だとジェットスター)は、赤ちゃん連れにとってフライト難易度がぐっと上がります。
赤ちゃんフライトを成功させる最大のポイントは、お昼寝タイムをフライトにぶつけること。
そのためにはやっぱり抱っこ紐を使いたい!
わたしは抱っこ紐禁止を知らずにジェットスターを使って大失敗したことがあります。
そのとき絶望エピソードはこちらの記事からどうぞ。
3.夕方以降の便をなるべく避ける
デメリットでお伝えしたように、LCCはひとつの機体のフライトスケジュールを詰め込んでいます。
だから、午前中の便が遅延してしまうと、午後便~夜便にも影響が出がち。
空港で何時間も待つのは子連れじゃなくてもしんどいものです。
朝や午前中の方が遅延する可能性は少ないので、なるべく午前便を利用しましょう。
わたしは沖縄から帰るときの午後発ピーチで、前の便が遅延しているがゆえに2時間ほど那覇空港で待ちぼうけしました。大人もつらかった……。
また、18時以降の最終便にも注意。
ANAやJALのように運行本数が多くないので、仮に自分が乗る便が運休になってしまうと、振替便は翌日になってしまいます。
一度自宅に戻ったり、沖縄にもう一泊しなければいけないので、予定が大幅に狂います。
4.座席はなるべく前方を指定
子連れご家族はわりと後方座席を予約することが多い傾向にあります。
後方座席の方がぽろぽろ空席の場所があるし、同じような子連れが多いため、確かに気が楽です。
わたしも基本的には後方座席を選ぶのですが、LCCはちょっと別。
通路も狭いLCCは、子どもを抱っこやおんぶして、かつ自分の手荷物と子どものリュックなんて持っていると、めっちゃ通りにくいんです……。
一度、長男4歳は寝起きでご機嫌悪すぎ&0歳次男は抱っこ紐ですやすや、そして手荷物どっさり、というときがあって、最後方から降りるのにめっちゃ苦労しました。
大変な思いをするリスクをなるべく減らしたいなら、機内が狭く通路幅も狭いLCCでは前方座席を予約するほうが吉。
5.優先搭乗はしちゃダメ! 搭乗はなるべく最後
たいてい3歳以下の子連れは優先搭乗ができます。
でも、優先搭乗はNG。
なぜなら、機内にいる時間を増やすだけの自爆行為だからです。
子連れは「ご搭乗の最終案内です」というアナウンス後に乗り込むのがおすすめ。
そのころには先に乗り込んだ方もだいたい座っていて通路はすいているので、後方座席だとしてもスムーズに搭乗することができます。
優先搭乗ができます、って言われたらつい乗っちゃいそうだけど、ダメなんですね。
最終案内が来るまで搭乗ゲート付近で子どもをのびのびさせておく方が断然いいです!
搭乗ゲート付近にいれば「まだ乗っていないのに置いて行かれた!」なんていうこともまずありません。
6.想定外トラブルを想定して準備する
LCCでは機内に用意しているサービス品が少ないので、必要なものは自分で確実に用意しておきましょう。
- おむつポーチ
- 赤ちゃんの着替え1セット
- ハンドタオル
- 飲み物
- おやつ
- 絵本
などなど
そして忘れちゃいけないのは、自分の着替えです。
赤ちゃんがおもらしをしたり、吐き戻しをしたりして自分の服が汚れてしまうことは普通にありえます。
フライト中そのままだと自分もまわりの人も不快なので、自分の着替えも持ち込むと安心です。
わたしは幸い経験ないのですが、友人はフライト中に赤ちゃんが吐き戻して自分が被害被った……という悲劇があったそうです。。
7.手荷物はなるべく減らす
とはいえ、あれもこれもと手荷物を増やすと、機内での快適性がぐっと落ちます。
なぜなら、LCCは本当に狭いから。
座席の足元に置いた荷物も取りにくいし、座席前ポケットがないこともあるし、いちいち上部の荷物入れから出し入れするのも大変。
なので、必要なものはしっかり揃えつつ、なるべく余計なものやかさばるものは持ち込まないのが吉。
必要なものをささっと見つけて手に取れるよう、バッグを整理整頓しておくのも地味に大事。
「あれがない!」「どこにしまったっけ?!」とLCC機内でやるのは汗だくものです。
手荷物については「子連れ沖縄旅行30回の達人が公開!沖縄旅行にマストな持ち物リスト」も参考に読んでみてくださいね。
8.空港には2時間前に到着する
チェックインや保安検査場通過の時間目安は、出発20~30分前(航空会社や利用時期によって少し差はあります)。
だからといってギリギリの30分前を目標に空港に向かう子連れファミリーはいないはずです。
だけど、「30分前が締め切りなら、余裕をもって1時間前に到着していれば十分だろう」と思うご家族はいそう。
ダメダメ、ちょっと待って。
子連れは1時間前到着だと遅すぎます!
空港に着いたら、荷物やベビーカーを預けて、必要ならお昼ごはんやドリンクを買って、子どものトイレやおむつ替えを済ませて、というフライト前に超大事な準備をしっかりする必要があります。
出発1時間前というのは、子連れの最低到着時間。全然余裕をもてていません。
わたしが空港到着時間の目安にするのは、出発2時間前。
2時間前に到着するように準備をしていれば、家を出る直前に子どもがう〇ちを漏らしても、仮に忘れ物に途中で気付いても、子どもが突然トイレに行きたがって電車を途中下車をしても、気持ちに余裕をもって対応できます。
空港の展望デッキにも行きたいし、時間があれば空港散策も少ししたいから、さらに余裕をもって出発したほうがよさそうですね。
子どもは搭乗前に展望デッキや空港のキッズスペースなどでたっぷり遊ばせて、フライト中にお昼寝するように調整してあげると親子ともに快適に過ごせますよ。
【Q&A】沖縄へのLCCフライトに関するよくある質問
- 東京だと羽田空港/成田空港どちらもLCCを利用できる?
-
東京エリアからの那覇便があるピーチ、ジェットスターはともに成田空港発着。
羽田空港からLCCを利用して沖縄に行くことはできません。
ただ、MCCと呼ばれるソラシドエアとスカイマークは羽田ー那覇便がありますので、羽田空港から出発したい&安く行きたい場合はソラシドエアかスカイマークを利用するのがおすすめですよ。
- 那覇空港ではどこからLCCに乗るの?
-
ピーチのチェックインカウンターは国内線ターミナルの出発口メインホールを入って右奥、ジェットスターのチェックインカウンターは左奥にあり、ANAやJALを利用するときと同じターミナルでチェックインができます。
ソラシドエアとスカイマークはANAのチェックインカウンターで手続きができますよ。
- LCCはキャンセルするとどうなる?
-
予約したチケットのプランやオプションによって返金額が異なります。
例えばピーチの一番安いプラン「シンプルピーチ」で予約しているとキャンセルしても料金は1円も戻ってきません。
ただ、「バリューピーチ」は取消手数料1100円でキャンセル可能、「プライムピーチ」は手数料なしでキャンセル可能ですので、キャンセルや旅程変更の可能性を考えてチケットプランを選ぶ必要があります。
- LCCのメリット/デメリット
- 子連れLCCフライト成功のためには、デメリットの把握と準備が命
- LCCを賢く利用すれば、フライト代をかなり節約しつつ快適なフライトも叶う
ということで、LCCならではの特徴やデメリットがたくさんあるので、完璧に使いこなすのは飛行機中級~上級レベルです。
ただ、超格安という最大メリットはやっぱりオイシイので、特徴を理解したうえで、ぜひ利用を検討してみてください。
LCCについて知らないことがたくさんありました!
ちゃんと勉強してから予約して、その分ホテルを奮発しようと思います♪
航空券を予約するときは、「NAVITIME(ナビタイム)Travel」なら大手航空会社もLCCも含めたフライト検索ができます。
出発時間と料金が一覧画面で確認できて比較しやすいのでおすすめですよ。
以上、 シマムラアサミ(@okinawa.panchan)でした。
\ 大手もLCCもまとめてチェック /
沖縄のおすすめホテル9選はこの記事でチェック!
子連れ沖縄旅行の旅テクや旅費節約ワザ、ママおすすめのホテルやスポット情報は、
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にぎゅぎゅっとまとめてあるから、子連れ沖縄旅行を計画中の人はぜひ見てみてね。