こんにちは。
沖縄が好きすぎて本を出してしまったわたし、シマムラアサミ(@okinawa.panchan)です。
0歳3か月と2歳の子どもがいて、育休中なので沖縄家族旅行を計画中です。
〇 子どもは何歳から飛行機代が有料になる?
〇 LCCだと赤ちゃんも有料なの?
〇 子ども/幼児料金は大人料金の半額って本当?
メイン航空会社(ANA・JAL)とMCC(中堅航空会社)は3歳から有料、LCC(格安航空会社)は基本的に2歳から有料になります。
また、ANAやJALは定価で見ると子ども料金は大人料金の約50%に設定されているのですが、たいていの人が利用する「早期割引」などでは子どもも大人とほぼ同額です。
- 子どもの飛行機代は航空会社によって2~3歳から有料になる
- 実際、子ども料金と大人料金はほぼイコール
- 有料になったら子どももマイレージを貯めるべし
このブログ記事では、沖縄旅行時に子どもの飛行機料金は何歳まで無料で、何歳から有料なのか、そして子ども料金はいくらなのかについてお話します。
わたしは現在9歳の長男が0歳のときから沖縄旅行をしていて、子連れ沖縄旅行回数は約30回。子連れフライトは100回以上経験してきました。
そして沖縄が好きすぎて、子連れ向けの沖縄ガイドブックも出版しちゃいました。
▷著書:「子連れで沖縄 旅のアドレス&テクニック117」@地球の歩き方
「子どもが何歳までならお得に沖縄旅行ができるかな」、「子供料金っていくらくらい?」という方のヒントになるはずなので、ぜひご参考に。
2~3歳から飛行機代が有料に
飛行機で子ども料金がかかるようになるのは、航空会社によって差があります。
ANAやJAL、MCC(中堅航空会社)であるスカイマークやソラシドエアだと3歳から、LCCであるピーチとジェットスターだと2歳から座席の購入が必須となります。
注意したいのは、搭乗日に何歳かが基準になる、ということ。
ANAやJALは予約時に2歳でも、搭乗日までに3歳になると無料では乗れなくなるんですね!
危ない危ない……。
さらに注意したいのは、旅行中に誕生日を迎える場合。
往路は2歳、旅行中に誕生日を迎えて、復路は3歳というケースだと、往路は無料、復路は有料になります(※)。
予約時には気を付けて!
※航空券を使用しない0~1歳児用に対して幼児料金(1,530円)を設けているジェットスターは、旅程中に誕生日を迎えて1歳から2歳になっても、座席を使用しなければ復路も幼児料金のみで搭乗可能です。
何歳かの判断は、「搭乗日の年齢」が基準。予約後や旅行中に誕生日を迎える場合は要注意!
さて、2歳or3歳までなら無料で飛行機に乗れる、というお話が進んでいますが、勘違いしちゃいけないのは、無料で席をもらえるわけではないということ。
無料で搭乗できるのは、「同伴者が膝の上抱っこをする」場合のみ。
空席があれば使わせてもらえることもありますが、NGなことも、満席のこともあります。
数時間のフライト中、ずっと抱っこがしんどいのであれば、あらかじめ子ども分の座席も予約するのがベターですよ。
また、大人1人につき幼児1名までしか無料で同伴できません。
2人の場合は1人分の座席を購入する必要があります。
その際、ひとりで座る子どもはチャイルドシートが必須の場合もあるので、事前に各航空会社に確認しておきましょう。
那覇便のある航空各社の無料/有料まとめ
ここでは、メイン航空会社(ANA・JAL)、MCC(スカイマーク・ソラシドエア)、LCC(ピーチ・ジェットスター)の3タイプに分類して、無料搭乗やシートについてまとめました。
\ 右にスクロールできます→ /
1. ANA・JAL | 2. スカイマーク・ソラシドエア | 3. ピーチ・ジェットスター | |
---|---|---|---|
無料搭乗できる年齢 ※膝抱っこ前提 | 2歳まで (3歳誕生日から有料) | 2歳まで (3歳誕生日から有料) | 1歳まで(※1) (2歳誕生日から有料) |
無料の年齢だけど座席を使う場合の運賃 | 小児運賃など、満3歳から12歳未満のお客様に適用可能な運賃 | 小児運賃など、満3歳から12歳未満のお客様に適用可能な運賃 | 子供料金の設定なし(年齢関係なく座席利用者は大人と同額) |
チャイルドシートの貸出 | ANA:なし JAL:あり(コードシェア便での貸出はなし) | スカイマーク:なし ソラシドエア:なし | ピーチ:なし ジェットスター:チャイルドシート利用禁止(※2) |
(※1)ジェットスターは1歳まで座席購入は不要ですが、国内線は区間関係なく1,530円の料金がかかります。つまり、0歳の赤ちゃんでも、完全無料で搭乗することはできません。
(※2)ジェットスターはチャイルドシートの機内持ち込み自体が禁止されています。ひとりでしっかり座れる幼児以外は、同伴者の膝の上に抱っこして搭乗します。
LCCは子ども料金の設定がないんですね!
そうそう、だからLCCは2歳から大人と同じ料金がかかります。
じゃあ「2歳だったらLCC以外の方がお得」かというとそうではないんです。
家族全員のトータル料金で見るとやっぱりLCCが安いときもあるし、そもそも2歳児にはむしろ座席を与えた方がフライトが快適になるのでおすすめ。
その理由はこちらの記事もご参考に。
▽関連記事
デメリット全まとめ! LCCで行く子連れ沖縄旅行の攻略法【中級者向け】
子どもが「膝抱っこなら無料」の年齢であっても、同伴者(ママ)が出産予定日28日以内の妊婦さんの場合、子どもを同伴はできますが「膝抱っこで無料」はNG。子ども分の座席を購入して、チャイルドシートに座らせる必要があります。(そのタイミングでの沖縄旅行はあまりないとは思いますが念のため)
子ども料金は「大人の半額」が正しくない理由
3歳から有料になるANAやJALには、満3歳~12歳未満の子どもに適応される「小児運賃」があります。
ホームページに「小児運賃は大人運賃の約50%相当額」というような表記があるので、
早期割引で大人が1人9,000円だったら、子どもは1人4,500円か!
と勘違いする人がいるのですが、それは違います。
小児運賃は大人運賃(定価)の半額程度が設定されているのです。
なので、羽田→那覇便の大人運賃が40,000円なら、小児運賃は20,000円弱。
残念ですが、割引料金からさらに半額にはなりません。
そしたら、早期割引料金で予約するとき、子ども料金はどうなるんですか?
早期割引では、大人の早期割引運賃運賃よりも210円安い料金が小児運賃になります。
割引運賃はそもそも安いので、小児運賃はそこまで安くなりません。とはいえ、大人との価格差210円……(悲)
早期割などの割引運賃は、大人も子どももほぼ同額。
子どもは安い価格が自動適応される
ここでは分かりやすくお伝えできるよう、定価である通常料金の約50%程度である小児運賃を小児運賃(1)、早期割引の大人運賃より210円安い小児運賃を小児運賃(2)とします。
小児運賃(1)と小児運賃(2)のどちらが安いかはフライトによります。
そして、早期割引で予約していれば、安い方の料金が自動的に適応されます。
早めに予約をするほど、早期割引の小児運賃(2)の方がたいてい安いのですが、日程が近いフライトや空席が少ないフライトの場合は通常の小児運賃(1)の方が安いケースもあります。
3~12歳未満の子どもの場合、予約時に早期割引の小児運賃(2)で予約をしたとしても、通常の小児運賃(1)の方が安ければ、その運賃が自動適応されるというやさしいシステムになっているのです。
じゃあ子どもの運賃は、小児運賃(1)以上の価格にはどんな場合もならない、ということですね。
そのとおり。
数か月前に予約するなら、たいていは早期割引の小児運賃(2)の方がお得ですけどね。
ANAはピーチとのコードシェア便に要注意!
2021年8月27日から、ANAはピーチとのコードシェア便の運航をスタートしました。
コードシェア便ってよく聞くけど、なんですか?
コードシェア便とは、共同運航便のこと。
2社以上の航空会社が、ひとつの飛行機を共同で運航することです。
ANAとピーチのコードシェア便の場合、例えばピーチ所有の機体に、ANAから申し込んだ人もピーチから申し込んだ人も一緒に乗り合わせることになります。
この場合、機体がピーチなのはもちろん、乗務員さんはピーチ所属ですし、機内サービスもピーチが行う内容となります。
そして何が要注意かというと、ピーチとのコードシェア便だとANAから申し込んでも2歳児は有料だということ。
機体やサービスがピーチなので、「2歳からは有料」というピーチのルールが適応されるのです。
ANAとピーチのコードシェア便は、ピーチルールにのっとって2歳から有料。
ちょっと意味不明ですけど、つまりANAだと思ったらピーチだった、ってことが起こるんですか?
まあそういうことです。
とはいっても、ピーチとのコードシェア便は那覇路線では成田と名古屋発着の便のみ。羽田や伊丹空港発着の便にはピーチとのコードシェア便はありません。
うちは羽田利用だから関係なさそうですね。
もし成田~那覇便でANAとピーチのコードシェア便を利用する場合は、それぞれの運賃を比較してみるといいですよ。
同じ機体で同じサービス内容なのに、ANAよりもピーチが安いことがよくあります。
2022年1月19日のフライトを調べてみたところ、8:50発のコードシェア便がANA(荷物条件などはバリューピーチ相当)だと10,670円、ピーチ(バリューピーチ)だと8,480円。同じ条件でも、ピーチの方が2,190円安いことになるので、ピーチで予約するのがお得です。
子どももマイレージが貯まる
2歳や3歳を過ぎて料金がかかるようになったら、子どものマイレージカードを作りましょう。
大人と同じようにフライトマイルが貯まるので、作っておかないと損!
マイレージカードの作成自体は0歳から可能なのですが、航空券を買わずに膝抱っこで無料搭乗をしている場合はマイレージが加算されません。
家族のマイレージは合算して使うことができるので、少しであっても子ども名義でマイレージを貯めておくのが賢い選択です!
マイレージが貯まるのは、有料で座席を購入した場合のみ。
- 0~2歳までがフライト代を抑えやすいタイミング
- 子ども料金はいつでも「大人の半額」とは限らない
- ANAとピーチのコードシェア便に注意する
- マイレージカードは0歳から作れる
ちなみに、赤ちゃんは生後8日以降であれば飛行機に乗れますが、個人的には3か月くらいになってからの方が安心して旅を楽しめると思いますよ◎
フライト代を抑えたい方は、沖縄までの飛行機代最安値を比較した↓の記事も読んでみてくださいね。
以上、 シマムラアサミ(@okinawa.panchan)でした。
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