こんにちは。
沖縄が好きすぎて本を出してしまったわたし、シマムラアサミ(@okinawa.panchan)です。
ジェットスターは抱っこ紐禁止と聞いたのですが、本当ですか?!
本当です(泣)
- ジェットスターの「抱っこ紐禁止」は本当
- 子連れのジェットスター搭乗で不都合なこと3つ
- ジェットスターと他LCCとの違い
このブログ記事では、子連れフライトのハードルをぐっと上げるジェットスターフライトについてお話します。
わたしは現在9歳の長男が0歳のときから沖縄旅行をしていて、子連れ沖縄旅行回数は約30回。子連れフライトは100回以上経験してきました。
そして沖縄が好きすぎて、子連れ向けの沖縄ガイドブックも出版しちゃいました。
「ジェットスターって子連れでも大丈夫?」、「子連れでLCCってアリ?」という方のヒントになるはずなので、ぜひご参考に。
この記事は2016年に投稿したものを、2022年に更新しています。
過激発言多いかなと思いつつ、たくさんの方に読まれている記事ですし、これからジェットスターで子連れフライトする方に失敗しないでほしいので、ママとしての本音をそのまま掲載しています。
絶望! ジェットスターは抱っこ紐禁止
当時7カ月の次男とふたりで関空から沖縄へフライトした時の事。
ジェットスターに3歳の長男連れで乗ったことはあったけど、赤ちゃん連れでははじめてでした。
乗りなれた「Peach(ピーチ)」と同じように搭乗したら・・・
まさかの抱っこ紐使用禁止!!!
数十回子どもと沖縄旅行をしたなかでも、一番ビックリ&耳を疑った衝撃の出来事でした。
抱っこ紐禁止なんて……本当にそんなことがあるんですね。。
ジェットスターのホームページ内、「機内での抱っこひものご利用について」というページには、
ジェットスター・ジャパン(GK)が運航するフライトでは、機内で抱っこひもをご利用いただくことはできません。
ジェットスター航空(JQ)およびジェットスター・アジア航空(3K)が運航するフライトでは、シートベルトサイン点灯時を除き、抱っこひもを機内でもご利用いただけます。
https://www.jetstar.com/jp/ja/help/articles/can-my-infant-travel-in-a-baby-carrier-or-harness
という記載があります。
沖縄便を含む国内線は「ジェットスター・ジャパン(GK)」になるので、ダメっていうことですね。
ホームページにハッキリ「ダメ」って書かれてるんですね
書かれてはいるんだけど、なかなかそこまで予約前にチェックしないですよね……(言い訳)。
確認していないのが悪いといえば悪いですが、ほかの航空会社でそんなこと経験していなかったので、確認しようという気にすらならず搭乗してしまいました。
絶望したジェットスターフライトエピソード
1歳長男とふたりで帰省したときのこと。
わたしはいつも通りフライト中に寝てくれるように仕向け、搭乗直前に授乳をして長男はすやすや夢の中。
「これでわたしもぐっすり寝ながら帰れるぞ!」とほっと一息ついていたら、機内に乗り込むところで乗務員さんに、
赤ちゃん用の補助ベルトどうぞ~、機内では抱っこ紐使えません~
と言われました。
・・・・はい?????
ってなりますよね。耳を疑いました。
え……子どもの席取ってないですけど?
しかもまだ一人でお座りできないんですけど?
大丈夫です、付け方お教えしますのでお席にどうぞ
(補助ベルトをそっと手渡す)
と言われ、頭のなかがハテナマークのまま座席に向かいます。
ベルト付けるので抱っこ紐取ってくださいね~
せっかく寝てるのに……(ブツブツ)
子どもが寝ていたとしても抱っこ紐ははずして、専用の子ども用シートベルトを装着しないといけない。
そして、抱っこ紐をそっとはずすと、案の定目を覚まして泣き出す次男。
さらに次にかけられた言葉が、
抱っこ紐どうします? 上にしまっちゃっていいですか?
えっ、離陸着陸時だけじゃなくて、フライト中ずっとダメなの?!
抱っこ紐をして座ってるのもダメだし、ギャン泣きした時に立って通路をユラユラするときにも抱っこ紐は使えない、とのとでした。(衝撃)
いや、今はもしかしたら使えたりするカモ……?
と淡い期待を抱いて、2021年8月にジェットスターに問い合わせてみました。すると、その回答は……
シートベルトサイン点灯時に限らず、搭乗中はずっと抱っこ紐の使用を禁止しております
とのこと。
やっぱりダメなのか……(悲)
ジェットスターは搭乗してから着陸して飛行機を降りるまで、終始抱っこ紐禁止!
抱っこ紐NGなのは安全上、ということでしたが、
抱っこ紐なしでギャン泣きする赤ちゃんを両手に抱えて、急に揺れるかもしれないフライト中に通路でユラユラ立ち抱っこしている方がよっぽど危なくないか?
と当時のわたしは心の中でぶつくさ……。
さらに、「万が一緊急事態があって、機外へ避難することがあったら、抱っこ紐なしで両手がふさがった状態で海に出るこのか・・・ムリゲーや」とほぼムダであるであろう心配で胸がいっぱいになってそわそわしていました。
(それもすべて含めて、安全上抱っこ紐をNGにしているとのことです)
安全上の決まりですと言われたら言い返せませんが、わたしは
この子が抱っこ紐を卒業するまでは、もうジェットスターには乗るまい
と心に決め、実際にその後一度も子連れフライトでジェットスターを利用することはありませんでした。
(過激発言が続いて、特にジェットスター関係者のみなさますみません・・・。抱っこ児連れ以外のときは利用させていただいています)
抱っこ紐利用禁止のジェットスターを批判しているのではなく、抱っこ紐が利用できないならわたしは選択しません、という話です。抱っこ紐を利用するほかのご家族も、搭乗してからそれに気づいたら困るだろうなと思い、この体験を共有しています。
LCC「ピーチ」や「ソラシドエア」は抱っこ紐OK
関空中心に那覇便がたくさん発着している「ピーチ」や、2021年3月から羽田那覇路線が新規就航した「ソラシドエア」では抱っこ紐が使えます。
わたしはあまり利用したことがないのですが、そのほかのLCC「バニラエア」や「エアドゥ」だと抱っこ紐禁止と言われることがあるようです。
ANAとのコードシェア便だと禁止じゃなかった、という方もいるので、LCCに搭乗する際は予約を確定させる前に確認をしたほうがよさそうです。
LCCにはこういう「えっ!そうなの!?」がたくさんあります。
子連れは特にLCCのデメリットや注意点を理解してから予約&フライトに臨みましょう!
▽こちらの記事もご参考に
デメリット全まとめ! LCCで行く子連れ沖縄旅行の攻略法【中級者向け】
子連れジェットスターの不便&驚き3選
ANAやJALに乗り慣れていると、ジェットスターなどのLCCを利用するときにギャップに驚くことがあります。
それは、抱っこ紐禁止事件だけではありません。
驚くだけならいいのですが、あわや大惨事、ということもあったので、わたしのヒヤっとエピソードをもとに特に注意してほしい3点をご紹介します。
① チェックイン時に赤ちゃんの年齢確認書類が必要
これも相当ビックリしたんだけど、チェックイン手続きするときに「赤ちゃんの年齢が確認できる身分証」の提示を求められました……
赤ちゃんの身分証……保険証くらいしかないですよね。
わたし、保険証は普段持ち歩いていないんですけど……
そういう人は要チェックです!
LCCは1歳までの子供を膝に乗せるなら座席予約なしで無料(もしくは格安の幼児料金)で乗せることができます。
つまり2歳になったら大人と同じように座席予約して、有料で乗るということ。
ここで少しでも節約したいと思うと、「2歳直後の子供もまだ1歳ということにして無料で乗せたい」というちょっと悪い気持ちが出てくる人もいるのかもしれません。
その予防策としてでしょうね。チェックインをする際に、
1歳以下であることを確認できるものを出してください。
と言われました。
わたしは旅行中はいつも保険証を持っているので、子供の保険証を見せてすんなりOKでしたが、そんなこととは知らず、持っていない人も多いことでしょう……。
確実に0歳サイズしかない次男でも確認がありました。
住民票やマイナンバーカードを持ち歩いてる人はいないでしょうから、1歳以下の子供の年齢を証明するものなんて保険証くらい。
(もしあの時、保険証を置いてきちゃってて持ってなかったら・・・乗れなかったのでしょうか。それとも料金を請求されたのでしょうか。)
ネットで体験談を読むと、証明書類を持っていなくて、でも明らかに1歳以下だから特別にOKだったという人もいます。
ただ、どうみても1歳以下なのが明らかな場合でも、証明書類を確認するのがルールのよう。
ちなみにピーチも同じく2歳から有料ですが、今までに確認されたことありません・・・同じLCCなのにこの差よ。
ジェットスターはチェックイン手続きの際に、乳幼児に限らず、搭乗者全員の身分証明書(顔写真付き)の提示を求めています。大人も運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどを持参する必要があります。
ひいっ!
忘れてもなんとかしてもらえる場合もありそうですけど、無駄なハプニングで疲弊しないためにも忘れず持参しなきゃですね。
② 座席の目の前のポケットが不便
ANAやJALの飛行機では、座席の前には可動式のテーブルが付いていて、その下にだいたいネット状のポケットが付いています。
飲み物やスマホ、本などのちょっとしたもの入れられるので、子連れフライトにはとっても便利なのですが、わたしが搭乗したジェットスターの飛行機にはそれがありませんでした。
目線の高さ(前の人の頭の位置)にパンフレットなどが入ってるところはあるけれど、厚さがありません。
子供の水筒マグが入らないのはもちろん、スマホを入れたら下まで落ちて取り出しにくそうですし、そのまま忘れ去りそう……。
タオルやおやつ、飲み物、絵本などなど、モノをさっと収納できるスペースがないと、子連れにはとても不便です。
(調べた限りだと、現在運航中のジェットスターの飛行機もこのようなポケットの形態。改善はされていないようです)
S字フックとミニトートバッグを用意して代用しましょう!
\ こういうバッグを持ち込むと便利 /
③ 機内に持ち込める手荷物は2つ&合計7キロまで
LCCは手荷物を預ける料金がかかるので、荷物がかさばりがちな子連れ旅行では要注意。
わたしは泊数が短めで荷物が少ないときは、小さめのスーツケースふたつにして、機内に持ち込んでいました。
あるときジェットスターの搭乗手続きでヒヤっとしたのは、「持ち込み手荷物が7キロまで(かつ1人2つまで)」ということ。
(ちなみにこの当時、ピーチは10キロだったのですが、2021年現在はジェットスターと同じく7キロ上限に)
7キロっていうのはとっても微妙なライン。
瓶モノややちむんなどの重ためなお土産を手荷物で持っていたら、7キロなんて余裕でオーバーしちゃいます。
しかも、しっかり重量計に載せて計量されます……。
オーバーしてると持ち込めないんですか?
持ち込めるんだけど、割高な持ち込み料金がかかっちゃうんです……
7キロを超えてしまったら、「機内持込手荷物プラス7kg」というオプションを購入することになります。
成田~那覇間の場合、このオプションを予約時に購入すれば2130円。
ですが、「ギリギリ大丈夫」と思って搭乗口まで持って行って、重量計で計ったら7キロオーバー! というときは、3410円です。
手荷物受託料金や機内持ち込み手荷物料金は、フライト距離やシーズン、重さなどの条件によって細かく定められています。詳細知りたい場合は、HPを確認してくださいね。
これ、LCCあるあるなのですが、予約時にオプション購入していれば安いのに、搭乗直前に同じ条件のオプションを購入すると値段が割高になるんです。
帰りの荷物量を予約時に予測してオプション購入しておく、っていうのは面倒です。荷物量に不安があるなら、
① 割り切ってはじめから受託荷物(預ける荷物)オプションを購入しておく(成田~那覇便 20kgで2000円前後)
② 割り切ってはじめから手荷物プラス7㎏オプション(2000円前後)を購入しておく
のどちらかをしておくと、無駄にそわそわしないで帰路に着けます。
荷物預けるだけなのに2000円と聞くと高い感じがします……。
そうなんです。
そこで、わたしがよくしていたもうひとつの技がこちらです。
それは、スーツケースを発送する、という技。
ホテルやコンビニ、郵便局などから、最終日にスーツケースを送ってしまうのです。
ジェットスターに預けたり、手荷物で持ち込んだりするよりは少し高くつきます。ホテルから発送すると、手数料がかかってこれより割高になることも。
コストは少しかさみますが、スーツケースを預けたり、受け取ったりする時間が省略できますし、空港から自宅までも荷物が少なくすむので、疲れた身体にとってもやさしい。
- 子どもが0~2歳で手がかかるとき
- ベビーカーを持って行くとき
- 子どもがふたり以上いて移動が大変な時期
はとても便利です。
スーツケースがないと、かなり帰り道が身軽になりますね!
でしょう。
ただ、2017年頃までは那覇から大阪まで75Lくらいのスーツケースを送っても1600円程度だったので、やや値上がりした印象です。
1600円だったら、ジェットスターに預けるより安いから “買い” でした!
お土産をたくさん買う予定の方や荷物がそもそも多めの方は、大きめスーツケースを持っていって、帰りはぎゅうぎゅうに詰め込んでコンビニからスーツケースごと送っちゃう、というのがおすすめ。
まとめ:子連れでLCCフライトはやや難易度高め
同じLCCでもいろいろな違いがあります。
「LCCは乗るの難しそう」なんて思われるのも仕方ない。
ジェットスターを何度か乗ってみた教訓としては、
- 旅行には健康保険証を持って行く
- 抱っこの赤ちゃんを連れてジェットスターには乗らない
という2点に尽きました。
やっぱりわたしはLCCならピーチが好きです。
あ、でも一番好きなのはANAです^^
\ 沖縄フライトを探すならココ/
※ナビタイムはLCCも大手航空会社もまとめてフライト検索ができるので便利です
以上、シマムラアサミ(@okinawa.panchan)でした。
LCCについては以下の記事も参考にしてみてくださいね。
子連れ沖縄旅行の旅テクや旅費節約ワザ、ママおすすめのホテルやスポット情報は、
子連れ沖縄の達人が教える!子どもと楽しむ沖縄旅行総まとめ
にぎゅぎゅっとまとめてあるから、子連れ沖縄旅行を計画中の人はぜひ見てみてね。